米ブラックロック、新型コロナ打撃の欧州企業に投資＝関係筋

米資産運用大手ブラックロックが１月末以降、約１６０億ユーロ（１８０億ドル）を欧州企業８１０社に投資し、投資先の半分以上が新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた企業だったことが関係筋の話で明らかになった。ニューヨークで２０１８年７月撮影（２０１９年　ロイター/Lucas Jackson）

［ロンドン　１５日　ロイター］ - 米資産運用大手ブラックロック が１月末以降、約１６０億ユーロ（１８０億ドル）を欧州企業８１０社に投資し、投資先の半分以上が新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた企業だったことが関係筋の話で明らかになった。

関係筋によると、ブラックロックは１月末以降、既存および新規の投資先に対し株式で約３０億ユーロ、信用で約１３０億ユーロを提供。投資先企業の半数以上が新型ウイルス感染拡大で打撃を受けた後に資金を調達した。投資資金の約半分は英国の企業向けだった。

ブラックロックの欧州・中東・アフリカ（ＥＭＥＡ）責任者、レイチェル・ロード氏は「雇用、研究・開発、技術革新、インフラ整備を支えるという意味で、こうした投資が社会、地域経済、国家経済に対しもたらすプラスの影響は大きい」と述べた。