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ユナイテッド航空、第3四半期は赤字 需要回復見据えコスト削減

ロイター / 2020年10月15日 11時19分

[14日 ロイター] - 米ユナイテッド航空 が14日発表した第3・四半期決算は、調整後の最終損益が23億7000万ドル(1株当たり8.16ドル)の赤字だった。

一方、コスト削減を進め、9月末時点で194億ドルの流動性を確保し、新型コロナウイルス危機後の航空需要の回復に備えた。

前年同期は10億ドルの最終黒字(同4.07ドル)だった。

営業コストは59%削減。これまでに自主退職などで2万2000人の従業員が同社を離れた。この結果、同期の経費は税引き前で7億6500万ドルとなった。

1日当たりの現金流出量(キャッシュバーン)は2500万ドルと、第2・四半期の4000万ドルから縮小。1日当たり400万ドルの退職金支払いと債務返済が含まれた。

売上高は78%減の24億9000万ドルと、前期の87%減よりも小幅な減収にとどまった。貨物事業の売上高が50%急増し、全体の減収幅縮小に寄与した。

株価は決算発表前に通常取引を約1%安の35.61ドルで終了し、発表後の時間外取引で1.37%下げた。

スコット・カービー最高経営責任者(CEO)は「過去7カ月間、航空業史上最悪の金融危機を乗り切るため、1万3000人の一時帰休など、異例かつ多くが苦痛を伴う方策を策定・実施してきたが、われわれは新しいページを開く用意ができている」と強調。

しかし、新型コロナ流行の「悪影響は短期的に続く」との認識も示した。

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