日経平均反落、ファーストリテ上昇で下げ渋る
ロイター / 2020年10月15日 16時22分
東京株式市場で15日、日経平均は反落したが、後場にかけて下げ幅が縮小した要因として「指数寄与度の高いファーストリテイリングが上昇したことが考えられる」(国内証券)との見方も聞かれた。写真は東京で新規開店したユニクロショップに映し出された同社のロゴ。6月19日撮影。(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )
[東京 15日 ロイター] -
日経平均<.N225>
終値 23507.23 -119.50
寄り付き 23548.45
安値/高値 23458.43─23581.16
TOPIX<.TOPX>
終値 1631.79 -12.11
寄り付き 1639.61
安値/高値 1628.96─1641.79
東証出来高(万株) 88831
東証売買代金(億円) 18126.57
東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株式相場が下落したことを受け、日本株相場も軟調に推移し、1日を通してマイナス圏でもみ合う展開となった。前場中に、中国国家統計局が発表した9月の中国の卸売物価指数(PPI)、消費者物価指数(CPI)がいずれも市場予想を下回る結果となり、中国経済の回復鈍化懸念が強まった。一時、下げ幅が拡大する場面もあったが、売り一巡後は下げ幅が縮小し、前営業日比119円安で取引を終えた。
市場からは「このところ東証1部の売買代金は2兆円を下回り、薄商いが続いている。月末にかけて企業決算を控えていることから依然として様子見ムードも強い」(野村証券・投資情報部投資情報二課・課長代理、神谷和男氏)との声が聞かれた。また、後場にかけて下げ幅が縮小した要因として、「指数寄与度の高いファーストリテイリングが上昇したことが考えられる」(国内証券)との見方も聞かれた。
TOPIXは0.74%安で取引を終了。東証1部売買代金は1兆8126億円と薄商い。東証33業種中、鉄鋼、保険業、空運業以外の30業種は値下がり。医薬品、パルプ・紙、食料品などが値下がり率上位に入った。
個別銘柄では、西武ホールディングス<9024.T>が後場に急落。一時6.81%安となったが、その後は戻り歩調で2%超安で取引を終えた。NHKが、西武ホールディングス子会社の西武鉄道とプリンスホテルが優先株を発行し、みずほ銀行と日本政策投資銀行から800億円の出資を受ける方向で最終調整していると報じたことが材料視された。東海旅客鉄道<9022.T>、西日本鉄道<9031.T>なども売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり380銘柄に対し、値下がりが1723銘柄、変わらずが76銘柄だった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
4渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
-
5PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください