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米の新型コロナ死者、次期大統領就任までに7万人増加する可能性

ロイター / 2020年11月15日 15時26分

 ロイター集計によると、来年1月の大統領就任式までに、米国の感染者数は800万人以上、死者は7万人以上増える見通し。写真は13日、ニューヨーク州で検査に並ぶ人々(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 13日 ロイター] - 米大統領選で当選を確実にした民主党のジョー・バイデン氏は、新型コロナウイルスの抑制に最優先で取り組むと約束しており、マスク着用の義務化や、企業や労働者を支援する追加景気対策を目指すとみられる。

しかしロイターの集計によると、1月20日の大統領就任式までの約2カ月間に、米国の感染者数は800万人以上、死者は7万人以上増える見通し。これは、感染者80%増、死者29%増に当たる数字だ。

専門家らは、こうした事態を避ける唯一の方法は、トランプ政権が戦略を変えるか、州政府がより厳しい措置を協調して打ち出すことと指摘する。気温が低下してきていることも、感染防止を難しくしている。

イェール大学のグレッグ・ゴンザルベス疫学教授は「流行は春よりも悪化するだろう。一般の米国人にとって、状況は悪くなる」と話す。

専門家は、連邦政府は今すぐにでも対策を強化すべきだと主張しており、ゴンザルベス教授は、職場に出勤せず「自宅にとどまる人をどう支援するか、検討するのも一案だろう。現金を支給して自宅にいてもらったり、全家庭にマスクを配布することなどが考えられる」とした。

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