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日経平均は小反落、感染拡大懸念やFOMC控えで模様眺め

ロイター / 2020年12月15日 15時53分

東京株式市場で日経平均は小反落。新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き懸念されているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているため、全体的に模様眺めとなった。写真は東証、10月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 15日 ロイター] -

日経平均

終値      26687.84 -44.60

寄り付き    26683.11

安値/高値   26605.54─26736.84

TOPIX

終値       1782.05 -8.47

寄り付き     1787.82

安値/高値    1778.65─1790.57

東証出来高(万株) 111825

東証売買代金(億円) 22219.27

東京株式市場で日経平均は、小反落。新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き懸念されているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているため、全体的に模様眺めとなった。

14日の米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が下落して取引を終えた。国内での新型コロナウイルスワクチンの接種開始や大型M&A(合併・買収)案件を背景に一時は上昇していた。米ファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンは、当局による先週末の緊急使用許可を受けてこの日接種が始まった。

これを受けて日本株も朝方からさえない動き。日経平均は一時的に小高くなる場面があったものの、FOMCを控えているため見送りムードに終始支配された。後半は下げ渋りながらも前日比マイナスで引けた。

市場では「FOMCについては政策変更はしないとみているが、目先的には不確定要素となる。さらに、GoToトラベルキャンペーンの一時停止など、コロナ禍の影響も気にされているようだ」(野村証券・投資情報部投資情報二課課長代理の神谷和男氏)との声も聞かれる。

TOPIXは0.47%安。東証1部の売買代金は、2兆2219億2700万円となった。東証1部33業種では、空運業、保険業、鉄鋼などが下落し、値上がり業種は、パルプ・紙など5業種にとどまった。個別では、トヨタ自動車、任天堂など直近で人気化していた主力株が安い半面、三菱重工業などがしっかり。

東証1部の騰落数は、値上がり894銘柄に対し、値下がりが1177銘柄、変わらずが110銘柄だった。

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