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中国人民銀「現金は最も基本的な決済手段」、受入拒否を処罰へ

ロイター / 2020年12月15日 19時37分

中国人民銀行(中央銀行)は、経済活動で現金を広く受け入れるよう呼びかけたほか、現金支払いの受け入れを拒否した者を罰すると表明した。人民銀本部前で2月撮影。(2020年 ロイター/Jason Lee)

[北京 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は、経済活動で現金を広く受け入れるよう呼びかけたほか、現金支払いの受け入れを拒否した者を罰すると表明した。

政府のイノベーション促進策を背景に、アント・グループの「支付宝(アリペイ)」やテンセントの「財付通(テンペイ)」といった決済アプリを介したオンライン決済がここ数年、中国で拡大している。

人民銀は15日の通知文で、一部の商人・機関はコスト管理などを理由に現金の受け入れに消極的になっており、こうした傾向は新型コロナウイルス流行で加速していると指摘。「人民元の現金は最も基本的な決済手段だ。各機関・個人は現金の受け入れを拒否することはできない」とした。また、現金の受け入れを拒否したり、現金決済に対して差別的な措置を取ったりする企業や個人を調査し、処罰すると付け加えた。

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