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PB試算を21日提示へ、高成長でも25年度黒字見通せず=関係筋

ロイター / 2021年1月15日 19時5分

 1月15日、複数の政府関係者によると、内閣府は21日にも開催する経済財政諮問会議で、向こう10年程度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の状況を反映した「中長期財政試算」を提示する。都内で先月14日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 15日 ロイター] - 複数の政府関係者によると、内閣府は21日にも開催する経済財政諮問会議で、向こう10年程度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の状況を反映した「中長期財政試算」を提示する。

経済成長が高い伸びとなっても政府が掲げる2025年度のPB黒字化は見通せず、収支が均衡するのは引き続き30年度近傍となる公算が大きい。

PBは、社会保障関係費や公共事業など毎年の歳出(除く国債費)と税収など歳入との差額で、財政健全化の目安となる。

内閣府は年に2回、高めの潜在成長率を前提とする「成長実現ケース」と、足元までの成長率を前提とする「ベースラインケース」の2パターンを提示。直近では、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、昨年7月の試算で従来想定に比べて黒字化見通しが2年遅れ、29年度になるとの見通しを示していた。

政府関係者によると、より現実的なベースラインケースでは最終年度まで赤字が続く見通しで、財政赤字が10兆円規模で残る試算となる。

(ダニエル・ルーシンク 編集:田中志保)

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