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ユーロ圏銀行、コロナ禍の信用損失を過小評価=ギリシャ中銀総裁

ロイター / 2021年1月16日 1時6分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中央銀行総裁は15日、域内銀行の多くが新型コロナウイルス禍によって引き起こされる信用損失の規模を過小評価しており、監督する立場としては銀行の資産内容が今年の焦点になるという考えを示した。写真はストゥルナラス総裁。2019年4月撮影(2021年 ロイター/Costas Baltas)

[アテネ 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中央銀行総裁は15日、域内銀行の多くが新型コロナウイルス禍によって引き起こされる信用損失の規模を過小評価しており、監督する立場としては銀行の資産内容が今年の焦点になるという考えを示した。

「特に支払猶予の恩恵を受けている顧客向けの信用損失について、多くの銀行が過小評価しているとの見方が広がっている」と銀行フォーラムで述べた。

2021年には景気回復が見込まれる一方、リスクは依然として高まっていると指摘。「パンデミック(世界的大流行)の再来や欧州全域での新たな制限措置は、企業の債務不履行(デフォルト)や不良債権の増加、雇用喪失の波を招き、景気後退(リセッション)の長期化や深刻化につながる恐れがある」と警告した。

また、低金利環境は景気回復の鈍化と相まって欧州の銀行にとって大きな課題になっているとし、「中核となる収益性や資本生成能力が明らかに影響を受けている」と述べた。

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