アフガン南部のシーア派モスクで自爆攻撃、少なくとも35人死亡
ロイター / 2021年10月16日 0時41分
[カブール 15日 ロイター] - アフガニスタン南部のカンダハルで15日、イスラム教シーア派のモスクで爆発があり、少なくとも35人が死亡、68人が負傷した。目撃者によると、3人の人物が自爆攻撃を仕掛けた。現時点では犯行声明は出されていない。
アフガニスタンでは8日にも北東部クンドゥズ州のシーア派モスクで自爆攻撃が発生。金曜礼拝を標的とした攻撃が2週連続で続いた。8日の攻撃では、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出している。
この日の攻撃について、カンダハルのミルワイス病院の当局者はロイターに対し、35人が死亡し、68人が手当を受けていると明らかにした。
地元記者が目撃者の話としてロイターに語ったところによると、3人の攻撃犯のうち1人がモスクの入り口で、2人が建物内で自爆した。ソーシャルメディアには、現場となったイマームバルガモスクの写真や映像が投稿されており、血だらけの床に死者と負傷者が横たわっている様子が映っている。
イスラム主義組織タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は、治安部隊を動員して犯人を探し出し、イスラム法に基づいて裁くと表明。現場にはタリバンの特殊部隊が到着した。
イスラム教シーア派に属する隣国のイランは、大使館を通して「タリバン指導部がこうした悪質なテロリスト行為を断固として取り締まることを求める」とし、攻撃を非難した。
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