傘下の印フリップカートとフォーンペ、強力な成長を予想＝ウォルマート

　６月１４日、米小売大手ウォルマートのジョン・デービッド・レイニー最高財務責任者（ＣＦＯ）は投資家会議で、傘下のインドの電子商取引フリップカートと決済会社ＰｈｏｎｅＰｅ（フォーンペ）について、強力な成長を支えに、将来的に計１０００億ドル規模の事業になる可能性があるとの見方を示した。写真はウォルマートのロゴ。カリフォルニア州 で２０２０年６月撮影（２０２３年　ロイター／Mario Anzuoni）

［ニューヨーク　１４日　ロイター］ - 米小売大手ウォルマートのジョン・デービッド・レイニー最高財務責任者（ＣＦＯ）は１４日の投資家会議で、傘下のインドの電子商取引フリップカートと決済会社ＰｈｏｎｅＰｅ（フォーンペ）について、強力な成長を支えに、将来的に計１０００億ドル規模の事業になる可能性があるとの見方を示した。

ウォルマートはフリップカートとフォーンペの売上高を公表していない。しかし幹部らはこの数カ月、海外の商品販売総量を５年間で２倍の２０００億ドルに引き上げるという目標を達成する上で両事業がけん引役を担うとの見方を示している。

ウォルマートによると、フリップカートは４月３０日終了の直近の四半期に２桁の成長を記録。一部都市における新規顧客獲得と広告売上高５０％増が追い風になった。

またフォーンペは、インドで人気の高いリアルタイム即時決済手段「ユニファイド・ペイメンツ・インターフェース」により年間決済額が１兆ドルを達成した。インド決済公社によると、フォーンペは昨年１２月の決済市場におけるシェアが４６％で、登録ユーザー数は４億人に達している。