米シタデル創業者グリフィン氏、株高持続を不安視

　米著名ヘッジファンド、シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏は９月１４日、米株高が今後も続くか不安視していると述べた。２０２２年５月、ビバリーヒルズで撮影（２０２３年　ロイター/Mike Blake）

[ニューヨーク／ベンガルール １４日 ロイター] - 米著名ヘッジファンド、シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏は１４日、米株高が今後も続くか不安視していると述べた。

Ｓ＆Ｐ総合５００種は人工知能（ＡＩ）を巡る楽観的見方などを背景に年初から１６．８％上昇している。

グリフィン氏はＣＮＢＣとのインタビューで「現在の株高に持続性があると信じたいが、若干不安だ」と述べた。

米利上げについては、年内あと一度利上げが行われる可能性が多少あると述べた。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は経済を慎重に減速させ、インフレ率を引き下げてソフトランディング（軟着陸）を実現しようとしていると説明した。

ただ、インフレ率がＦＲＢ目標の２％まで低下する可能性は低いとし、「２％になるのは景気が本格的に後退した時だけだ」と述べた。