バイデン大統領、米民主主義に関する演説を月内に計画＝関係筋

　バイデン米大統領（写真）は今月、共和党の大統領選候補指名に向けた討論会の後に米国の民主主義について演説すると、２人の関係筋が９月１４日匿名で明らかにした。同日、メリーランド州で撮影（２０２３年　ロイター/Jonathan Ernst）

[ワシントン １４日 ロイター] - バイデン米大統領は今月、共和党の大統領選候補指名に向けた討論会の後に米国の民主主義について演説すると、２人の関係筋が１４日匿名で明らかにした。

それによると、演説の場所は未定だが、アリゾナ州が検討されている。

次回の共和党討論会は、２００４年に死去したロナルド・レーガン元米大統領の功績などが展示されているカリフォルニア州のレーガン大統領記念図書館で２７日に行われる予定で、バイデン氏の演説は翌２８日になる可能性があるという。

バイデン氏は、米国は「セミファシズム」にじわじわと向かって進む極右共和党員による脅威にさらされていると警告し、過去１年は米民主主義の防衛を政策演説の目玉に据えている。

アリゾナ州は大統領選のスイングステートと呼ばれる６つの激戦州の一つで、来年１１月に行われる大統領選勝者の決定に大きな影響を持つ。２０年の選挙でバイデン氏は、同州で約１万票の僅差で勝利している。