ウクライナ、東欧諸国の禁輸措置延長に反発
ロイター / 2023年9月15日 12時13分
9月14日、ウクライナは、同国産穀物に対する東欧諸国の禁輸措置について、期限が切れる15日以降の延長は違法で、共通の経済的利益を損なうと反発した。写真はウクライナのゼレンスキー大統領。提供写真(2023年 ロイター/Ritzau Scanpix)
[キーウ 14日 ロイター] - ウクライナは14日、同国産穀物に対する東欧諸国の禁輸措置について、期限が切れる15日以降の延長は違法で、共通の経済的利益を損なうと反発した。
欧州連合(EU)は今年5月、ポーランド、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキアの5カ国内でのウクライナ産小麦、トウモロコシ、菜種、ヒマワリの種子の販売禁止を容認した。一方、第三国への輸出目的で5カ国を通過することは認めた。
ウクライナ外務省のニコレンコ報道官はフェイスブックを通じ、「禁輸措置を延長するいかなる決定も不当かつ違法なだけでなく、ウクライナ、EU加盟国、EU全体の『共通の経済的利益』を損なうと確信している」と非難した。
東欧諸国は、ロシアのウクライナ侵攻前は同国産穀物の主要輸入国ではなかったが、ロシアがウクライナの主要輸出ルートの黒海を事実上封鎖したことで、状況が大きく変わった。
ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアは規制を延長する公算が大きい。一方、ブルガリアは14日の議会で規制撤廃を可決した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、X(旧ツイッター)で、規制を延長しなかったブルガリアに対し「真の連帯の手本を示している」と謝意を表明した。
ウクライナは禁輸措置について、国際的な仲裁を求める可能性があると表明している。
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