Ｈ＆Ｍ、6─8月売上高「ほぼ横ばい」 生活費高騰が重し

　９月１５日、スウェーデンのファストファッション大手Ｈ＆Ｍが発表した第３・四半期（６─８月）の売上高（現地通貨建て）は、前年比で「ほぼ横ばい」となった。写真は同社のロゴ。２０１９年１１月、米ニューヨークで撮影（２０２３年　ロイター/Mike Segar）

Marie Mannes

［ストックホルム　１５日　ロイター］ - スウェーデンのファストファッション大手Ｈ＆Ｍが１５日発表した第３・四半期（６─８月）の売上高（現地通貨建て）は、前年比で「ほぼ横ばい」となった。

ロイターがまとめた市場予想の５％増を下回った。生活費の高騰が続き、集客に苦戦した。

同社は「２０２４年に営業利益率１０％を達成するという目標に向けた取り組みは、正しい方向に進んでいる。当四半期は収益性と在庫水準を優先した」と表明した。

純売上高は６％増の６０９億スウェーデンクローナ（５４億５０００万ドル）。市場予想の６３５億クローナを下回った。

ロシア、ベラルーシ、ウクライナ事業を除く売上高はクローナ建てで８％増。

同社はロシアの侵攻を受けて昨年閉鎖したウクライナの店舗について１１月から営業再開を開始すると発表している。