ロシア、潜水艦発射型ＩＣＢＭ「ブラバ」本格配備へ

ロシアは、潜水艦発射型大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「ブラバ」の配備を承認した。写真はロシアのミサイル装備巡洋艦と原子力潜水艦。サンクトペテルブルグ郊外の港で１７年７月撮影。（2024年 ロイター/Anton Vaganov）

[モスクワ １４日 ロイター] - ロシアは、潜水艦発射型大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「ブラバ」の配備を承認した。国営タス通信が１４日、伝えた。

プーチン大統領が５期目の任期に入った５月７日付の政令で発表された。

戦略国際問題研究センターによると、ブラバは射程８３００キロメートル。昨年１１月に行われたボレイ型原子力潜水艦からの発射試験では、ロシア北東部の白海の海中から数千キロ飛行し極東カムチャッカ半島の目標に命中し成功を収めた。

ロシア北方・太平洋艦隊には現在７隻のボレイ型潜水艦があり、それぞれ１６発のブラバを搭載する。