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米、台湾総統就任式に元政府高官派遣

ロイター / 2024年5月16日 2時43分

米バイデン政権は、台湾で20日に開かれる頼清徳新総統の就任式に元政府高官を派遣する。2017年1月撮影(2024年 ロイター/Stephen Lam)

Trevor Hunnicutt

[ワシントン 15日 ロイター] - 米バイデン政権は、台湾で20日に開かれる頼清徳新総統の就任式に元政府高官を派遣する。バイデン政権による対中制裁関税の強化などで緊張が高まる中、中国の反発を回避しつつ台湾への支援を示す形だ。

政権高官によると、ブライアン・ディーズ元ホワイトハウス経済顧問、リチャード・アーミテージ元国務副長官、ブルッキングス研究所の台湾専門家リチャード・ブッシュ氏、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会のローラ・ローゼンバーガー氏からなる超党派の代表団を派遣する。

高官は「代表団は今週末に台北に到着し、訪問中に5月20日の就任式に出席し、さまざまな有力者と会談する予定だ」と述べた。過去の慣例に沿ったものであり、米国の政策に変化をもたらすものではないとし、「中国がさらなる軍事的圧力や威圧で対応することを選ぶ場合は、中国は挑発者となる」と言及した。

高官は、中国が台湾の新体制下でも圧力をかけ続ける可能性が高く、米中会談の再開で緊張が緩和されることを期待するとも述べた。

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