停戦交渉から離脱してないとハマス幹部、週末のガザ南部攻撃後も
ロイター / 2024年7月15日 12時16分
Nidal al-Mughrabi Maayan Lubell
[カイロ/エルサレム 14日 ロイター] - イスラム組織ハマスの政治部門幹部は14日、イスラエルとの停戦交渉から離脱していないと述べた。ただ、イスラエルが合意に向けた中東の仲介国や米国による取り組みを頓挫させようとしていると非難した。
パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスでは13日、イスラエル軍の空爆があり、ガザ保健当局によると少なくとも91人が死亡。停戦交渉の先行きに不透明感が生じた。
また、エジプトの治安筋は13日、停戦交渉が中断されたとロイターに述べていた。
イスラエルのネタニヤフ首相は14日に自身に近い閣僚を集め、交渉について協議する。
イスラエルは13日の空爆について、ハマス軍事部門トップで昨年10月のイスラエル奇襲の首謀者と見なすムハンマド・デイフ指導者と別の司令官が標的だったとしている。
イスラエル軍は14日、空爆でハマスのハンユニス旅団司令官が死亡したと明らかにする一方、デイフ指導者の死亡については確認していない。
軍は14日もガザ地区各地で空爆や地上からの砲撃を継続。ガザ当局によると、ヌセイラト難民キャンプにある国連運営の学校に対する空爆で15人が死亡、数十人が負傷した。
イスラエル軍は学校がハマス戦闘員の攻撃拠点に使われていたとし、民間人への被害リスクを抑えるため多くの措置を講じたと述べた。
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