米ゴールドマン、第2四半期利益が倍増超 予想上回り株価一時最高値
ロイター / 2024年7月16日 7時11分
米金融大手ゴールドマン・サックスが15日に発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は利益が2倍以上に増加し、アナリスト予想を上回った。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[15日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスが15日に発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は利益が2倍以上に増加し、アナリスト予想を上回った。債券引き受け業務および債券トレーディング業務が好調だった。ただ2021年以降で最高益を計上した第1・四半期からは減益となった。
デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は声明で「グローバルバンキング&マーケッツ部門とアセット&ウェルスマネジメント部門の両方で前年比で力強い成長が見られた」と述べた。
第2・四半期の利益は30億4000万ドル(1株当たり8.62ドル)。アナリスト予想の1株利益平均(8.34ドル)を約3%上回った。
投資銀行部門の手数料は21%増の17億3000万ドル。M&A(合併・買収)業務に関する手数料が7%増となったほか、債券および株式引き受け手数料はそれぞれ39%、25%増加した。
債券、為替、コモディティー(FICC)トレーディング収入は17%増加。融資収益が37%増の8億5000万ドルとなった。ただ、過去最高となった第1・四半期の8億5200万ドルはわずかに下回った。
株式トレーディングの収入は7%増加。アセット&ウェルスマネジメント部門の収入は27%増加した。
デニス・コールマン最高財務責任者(CFO)はアナリスト説明会で、自社株買いを「控えめ」に実施する予定だと述べた。同行は第2・四半期に35億ドル相当の自社株買いを行った。
ソロモンCEOは連邦準備制度理事会(FRB)の直近の健全性審査(ストレステスト)の結果について、規制当局とも協議中だと述べた。
ゴールドマンの資本バッファーの増加幅は94ベーシスポイントと特に大きかった。ソロモン氏は「資本バッファーが前年比で増加したことは、事業の戦略的進化とストレスによる損失強度を軽減するために行ってきた継続的な進歩を反映していないように思われる」と述べた。
四半期配当は1株当たり3ドルと、これまでの2.75ドルから引き上げた。
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