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トランプ関連株が急騰、銃撃事件でトランプ氏勝利との見方強まる

ロイター / 2024年7月16日 1時22分

15日の米国株式市場では、11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領(写真)に関連する銘柄が急騰している。写真はペンシルベニア州バトラーで開催された集会で、13日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[15日 ロイター] - 15日の米国株式市場では、11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領に関連する銘柄が急騰している。トランプ氏の暗殺未遂事件を受け、トランプ氏が勝利するとの見方が強まったためだ。

米ペンシルベニア州バトラーで13日開かれた集会で、トランプ前大統領が演説開始直後に右耳に銃撃を受けた。同氏は壇上で身を伏せ、警護担当に抱えられ降壇。険しい表情で右耳に手を当てていたが、降壇の際に起き上がり拳を突き上げ何度も「ファイト(Fight)」と声を上げた。

オンライン賭けサイト「プレディクトイット」によると、トランプ氏への掛け金は前週末12日の60セントから67セントに上昇。一方、バイデン氏は27セントとなっている。

トランプ氏が過半数株を持つトランプ・メディア・アンド・テクノロジーは33%急騰。ブラデスコBBIの株式戦略責任者、ベン・レイドラー氏は「(米大統領選の投票日まで)あと4カ月近くあり、状況が変わる可能性もあるという点は留意すべきだが、現在、市場はトランプ氏の勝利に賭けている」と指摘。トランプ・メディア・アンド・テクノロジーは「トランプ氏の勝利に最も敏感だ」とした。

また、トランプ氏の銃撃事件を受け暗号資産(仮想通貨)のビットコインが約2週間ぶりの高値まで上昇。暗号資産関連銘柄もこれに追随した。

暗号資産交換業大手の米コインベース・グローバル、暗号資産マイニングのライオット・プラットフォームズ、マラソン・デジタル・ホールディングスが5─8.5%高となった。

このほか、トランプ関連銘柄のソフトウエアのファンウェアや動画共有プラットフォームのランブルが買われたほか、刑務所運営株も上昇。一方、クリーンエネルギー関連株やiシェアーズMSCI中国株上場投資信託(ETF)などは値下がりした。

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