ポルトガル、上期の外国人観光客が過去最多 通年でも記録更新へ

　８月１４日、ポルトガルの国立統計院（ＩＮＥ）が発表した統計によると、今年上半期に同国を訪れた外国からの観光客は前年同期比７．５％増加し、上半期としては過去最高だった。写真はリスボン旧市街のアルファマで６月撮影（２０２４年　ロイター/Pedro Nunes）

[リスボン １４日 ロイター] - ポルトガルの国立統計院（ＩＮＥ）が１４日発表した統計によると、今年上半期に同国を訪れた外国からの観光客は前年同期比７．５％増加し、上半期としては過去最高だった。これにより、今年も通年の記録が更新される見通しとなった。

今年上半期にポルトガルの宿泊施設に滞在した外国人は８８０万人を超え、６月単月でも過去最高の約２００万人（前年同月比６．９％増）が同国を訪れた。　

観光はポルトガル経済の重要な原動力となっており、昨年受け入れた外国からの観光客は１８００万人超と過去最高を記録した。

ＩＮＥが今月公表したデータによると、観光関連の消費は４３７億ユーロ（４８２億ドル）で、昨年の国内総生産（ＧＤＰ）の１６．５％を占めたほか、２．３％の経済成長の約半分を生み出した。