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ロシア西部、住民の避難拡大 ウクライナが進軍

ロイター / 2024年8月15日 17時24分

8月15日、ロシア西部クルスク州のスミルノフ知事代行は、ウクライナの越境攻撃を受けて、新たにグルシュコフ地区で住民の避難が始まったと述べた。画像はクルスク州Vnezapnoeで、ロシア国旗を降ろす武装した人物。14日にソーシャルメディアで公開された映像から(2024年 ロイター)

Guy Faulconbridge

[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア西部クルスク州のスミルノフ知事代行は15日、ウクライナの越境攻撃を受けて、新たにグルシュコフ地区で住民の避難が始まったと述べた。

同地区の人口は2万人。ロシアのデータによると、これまでに少なくとも20万人がウクライナとの国境地帯から避難している。

ウクライナは今月6日に越境攻撃を開始。兵士数千人がロシア領内に入った。その後、一部の集落を制圧し、現在は国境から約18キロメートルの地点で戦闘が続いている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、同国軍が数キロメートル前進し、捕虜の「交換の蓄え」を補充するという目標が達成されつつあると述べた。

ロシア国防省は15日、西部ベルゴロド州上空でウクライナのドローン(無人機)を撃墜したと表明。クルスク州でウクライナ軍の陣地を空爆したことも明らかにした。また、ウクライナ国内の前線で激しい戦闘が行われており、ロシア軍が一部の地点で優位に立っているとも述べた。

ロシア政府高官は、ウクライナの越境攻撃でも戦争の流れは変わらないと発言。ロシアは現在、ウクライナ領の18%を支配している。

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