アフリカ外で初の重症型エムポックス、スウェーデンで
ロイター / 2024年8月16日 7時14分
世界保健機関(WHO)は8月15日、スウェーデンでウイルス感染症エムポックス(サル痘)の新種の感染が確認されたとし、アフリカ外での感染拡大の兆候が初めて示された。昨年2月、ジュネーブで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
Anna Ringstrom Julie Steenhuysen
[ストックホルム/シカゴ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は15日、スウェーデンでウイルス感染症エムポックス(サル痘)の新種の感染が確認されたとし、アフリカ外での感染拡大の兆候が初めて示された。
スウェーデンの保健当局は会見で、感染者はアフリカ滞在中に最近の流行に関連している「クレード1b」型のエムポックスに感染したと述べた。
現在流行しているクレード1bは、コンゴで流行しているクレード1の新しい亜種である。
クレード1は2022年に世界各地で流行したクレード2とは異なるタイプで、致死率がより高いとされる。
WHOは14日、アフリカのコンゴ(旧ザイール)を中心にエムポックスが拡大していることを受け「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
米国とカナダの当局は、今のところ感染者は確認されていないとしている。
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