中国原油輸入、9月は5カ月連続で前年比減 燃料需要低迷

　中国税関総署が１０月１４日公表したデータによると、９月の原油輸入量は前年比０．６％減少した。写真は石油ターミナルに停泊する石油タンカー。中国の舟山で撮影されたChina Daily提供写真（２０２４年　ロイター）

Chen Aizhu

[シンガポール １４日 ロイター] - 中国税関総署が１４日公表したデータによると、９月の原油輸入量は前年比０．６％減少した。軟調な国内燃料需要や輸出マージンの縮小を背景に製油所が輸入を減らした。

９月の輸入量は４５４９万トン（日量約１１０７万バレル）。５カ月連続で前年同月（日量１１１３万バレル）を下回り、８月の日量１１５６万バレルからも減少した。

１─９月の輸入量は４億１２３９万トン（日量１０９９万バレル）で、前年比２．８％減少した。

９月下旬には中国で最も新しい製油所である山東裕龍石化が日量２０万バレルの施設２基のうち１基を稼働させた。ただ、山東省の小規模製油所の多くは軽油など燃料消費の低迷に直面している。