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太平洋地域の成長率、今年は3.6%に コロナ後回復鈍化=世銀

ロイター / 2024年10月15日 14時40分

Kirsty Needham

[シドニー 15日 ロイター] - 世界銀行は15日、今年の太平洋諸島の成長率が3.6%となり、2023年の5.8%から減速すると予想した。コロナ禍後の回復が弱まり、地域生産の半分を占めるフィジーの生産が大幅に鈍化したためという。

長期的な減速の原因は投資の低迷、気候関連リスクの増大、構造的課題と指摘。速やかに投資拡大策を取らなければ、太平洋島しょ国は貧困削減や新たな経済機会の創出に苦慮する恐れがあると分析した。

世銀によると、太平洋島しょ国全体の平均投資額は過去15年間のうち7年で減少したという。

太平洋諸島11カ国における今後10年の投資伸び率は年間1%前後となる見込みで、00─19年の平均だった4.2%を大幅に下回り「憂慮すべき見通し」とした。

自然災害による損失は年平均で国内総生産(GDP)の1.5%に上り、多くの太平洋島しょ国がサイクロンなどの災害対応に苦戦しているという。

観光業に依存する小規模諸国では、オーストラリアやニュージーランドからの観光客が戻って成長が見られたが、今年のフィジーの成長率は3%に鈍化すると予想されている。

フィジーの24年公的債務はGDPの79%相当と地域最高の水準で、パンデミック前を30%超上回っている。

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