ヒズボラのナンバー２、イスラエル攻撃に「新計略」

イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラのナンバー２、ナイム・カセム師は１５日の演説で、イスラエル攻撃に「新たな計略」を採用したと述べた。写真はレバノンの首都ベイルートで１５日撮影（２０２４年　ロイター/Mohamed Azakir）

［ベイルート　１５日　ロイター］ - イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラのナンバー２、ナイム・カセム師は１５日の演説で、イスラエル攻撃に「新たな計略」を採用したと述べた。同組織は停戦を呼びかけているが「イスラエルがそれを望まないなら、われわれは攻撃を続ける」と述べた。

カセム師は「解決策は停戦だ。われわれは弱い立場から話しているわけではない」とした上で、停戦合意が成立すればイスラエル北部の住民は帰還できるだろうとした。

一方、イスラエルがレバノン全土を攻撃しているため、ヒズボラもイスラエル全土を攻撃する権利があるとも指摘。戦争が続けばさらに多くのイスラエル国民が避難を強いられるだろうと警告した。