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NY外為市場=ドル上昇、FRBの緩やかな利下げ継続との観測で

ロイター / 2024年10月16日 6時18分

ニューヨーク外為市場では、ドルが大半の主要通貨に対して小幅上昇した。2020年1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが大半の主要通貨に対して小幅上昇した。市場で、米連邦準備理事会(FRB)の今後1年半にわたり緩やかなペースでの利下げを実施するという観測が広がる中、2カ月半ぶり高値圏を推移した。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.1%高の103.26と、前日14日に付けた8月8日以来の高値103.36からそう遠くない水準にある。

コンベラのグローバルマクロストラテジスト、ボリス・コバチェビッチ氏は、「マクロ経済指標が安定して推移する限り、ドル高のトレンドは維持されるだろう」と述べた。

このところ、米指標は経済の堅調さを示唆しているものの、9月のインフレ率が予想を若干上回ったことから、市場ではFRBによる追加大幅利下げへの観測は後退している。

LSEGによると、トレーダーらは11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる確率をほぼ完全に織り込んでおり、金利据え置きの確率はわずか0.2%となっている。

また、年内に計47bp、2025年にはさらに100bpの追加利下げが実施される可能性を織り込んでいる。9月のFOMC前は200bpとみられていた。

ユーロは、1.0882ドルと、8月8日以来の安値を付けた。

英ポンドは1.3068ドルと小幅に上昇した。

英国立統計局(ONS)が発表した6─8月期の賃金上昇率(ボーナスを除くベース)は前年同期比4.9%となり、2022年6月までの3カ月以来、約2年ぶりの低水準となり、求人数も引き続き減少した。これを受け、イングランド銀行(英中央銀行)が来月の会合で利下げに動くとの観測が強まった。

ドルは対円で0.4%安の149.25円。ただ、月初来でドルは対円で3.8%上昇している。

ドルはノルウェークローネに対して0.3%高の1ドル=10.827クローネ。一方、ドルはカナダドルに対しては横ばいで推移し、1米ドル=1.3792カナダドルとなった。

豪ドル/米ドルは0.4%安の0.6701米ドル、ニュージーランドドルは0.3%安の0.6078米ドルとなった。

オンショアおよびオフショア取引で、中国人民元は対ドルで1カ月ぶりの安値を付けた。

ドル/円 NY終値 149.19/149.21

始値 149.14

高値 149.54

安値 148.95

ユーロ/ドル NY終値 1.0890/1.0892

始値 1.0902

高値 1.0916

安値 1.0883

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