SNSブルースカイの利用者急増、トランプ氏勝利後にX離れ
ロイター / 2024年11月15日 13時44分
米大統領選でトランプ前大統領の返り咲きが決まった後、交流サイト(SNS)業界では実業家イーロン・マスク氏が率いるXで利用停止が相次ぐ一方、新興ブルースカイはユーザーが数百万人規模で増えている。写真はブルースカイのロゴマーク。2022年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
Aditya Soni Jaspreet Singh
[14日 ロイター] - 米大統領選でトランプ前大統領の返り咲きが決まった後、交流サイト(SNS)業界では実業家イーロン・マスク氏が率いるXで利用停止が相次ぐ一方、新興ブルースカイはユーザーが数百万人規模で増えている。
ブルースカイの14日の発表では、ユーザー数は過去1週間で新たに約250万人増えて総数が1600万人を超えた。
選挙期間中、Xは激戦州について誤った情報の拡散を助長する中心的役割を果たしたと「ミスインフォメーション(偽情報)」の専門家から非難された。
分析会社シミラーウェブのデータによると、マスク氏の盟友トランプ氏の大統領選勝利速報が流れると、Xのアクセス数は米国内で4650万回に上った。過去1年間で最多で、過去数カ月の1日当たり平均よりも38%多い。しかしその一方で11万5000人以上がXのアカウントを閉じた。これはマスク氏がツイッターを買収しXとして傘下に収めた以降では最大規模という。
ブルースカイのウェブサイトは6日に約120万人がアクセスし、メタ・プラットフォームズのSNSスレッズのアクセス数約95万人を上回った。
市場情報調査を手がけるセンサー・タワーのシニアインサイトアナリスト、エイブラハム・ユセフ氏は「ブルースカイの急成長は、競合するXで物議をかもすコンテンツと技術上の問題が増加したためかもしれない」と話した。
さらに同氏は「(Xの)人気アカウント閉鎖に加え、報道番組などで知られた有名人や各種組織がXから離れたことで、一般利用者がXはもはや推しのSNSでなくなったと見切ったかもしれない。そうしたことがブルースカイやスレッズなど他のSNSの成長の後押しとなっている可能性はある」と付け加えた。
Xが8日にサービス利用規約の変更に乗り出したこともX離れの背景にある。Xは自社に対する法的紛争を南部テキサス州の連邦地裁か州地裁に集約する方針を打ち出しており、訴訟手続きの複雑化が警戒されている。
非営利団体「デジタルヘイト対策センター」(CCDH)は14日、規約変更について、今後は訴訟が起きてもマスク氏が「自分の味方」になると信じている裁判官が扱うように仕向けることが狙いで、Xに対する法的紛争を妨害できる可能性があるとの見方を示した。
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