米12月利下げの可能性排除せず、データ見極めへ=ボストン連銀総裁
ロイター / 2024年11月16日 3時12分
米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は15日、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを実施すべきかどうかを判断する前に、より多くのデータを見極めたいと述べた。(2024年 ロイター/Jason Reed)
[ボストン 15日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は15日、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを実施すべきかどうかを判断する前に、より多くのデータを見極めたいと述べた。
コリンズ総裁はブルームバーグTVに対し、来月の会合での利下げの可能性を「排除しない」としつつも、「繰り返しになるが、事前に設定された道筋はない。データを精査し、何が理にかなっているかを見極める」と語った。
コリンズ総裁は、金融政策が依然として経済に抑制的な効果をもたらしているとし、「これを正常化することが重要だ」と指摘。労働市場が健全で、物価圧力が全般的に緩和している現状を考えると、金融政策は良い位置にあるという認識を示した。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、利下げペースは「事前に決まっていない」とし、「経済は、利下げを急ぐ必要があるというシグナルを発していないと発言。トランプ次期大統領の政策による経済への影響については明言を避け、コリンズ総裁もインタビューで同様の発言をした。
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