インドネシア中銀、0.25%利下げ 成長支援へ予想外の緩和再開
ロイター / 2025年1月15日 17時44分
1月15日、インドネシア中央銀行は、予想に反して政策金利を引き下げた。写真は、同行本部で会見を開くワルジヨ総裁(中央)ら。同日、ジャカルタで撮影(2025年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシア中央銀行は15日、予想に反して政策金利を引き下げた。通貨ルピア安懸念にもかかわらず、経済成長を支えるために金融緩和を再開した。
主要政策金利の7日物リバースレポ金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、5.75%とした。
中銀は預金ファシリティー金利と貸し出しファシリティー金利も25bp引き下げ、それぞれ5.00%と6.50%とした。
ロイター調査では、30人のエコノミスト全員が、ルピアへの圧力を理由に現状維持を予想していた。
インドネシア中銀は昨年9月、3年以上ぶりに利下げを実施した。その後はルピアを安定させるために金利を据え置いてきた。
ペリー・ワルジヨ中銀総裁は、今回の決定は2025年と26年のインフレ率が低水準にとどまると予想され、成長を支える必要があるとの判断に基づくと説明した。
インドネシアのインフレ率は緩やかで、12月は前年比1.57%と、中銀の目標レンジである1.5─3.5%の下限付近だった。
中銀は、24年の経済成長率が4.7─5.5%の予測レンジの中間値を若干下回る可能性を示唆した。また、25年の成長率見通しを前回の4.8─5.6%から4.7─5.5%へ下方修正した。
15日の外国為替市場で、ルピアは昨年7月以来の安値水準で取引されていた。中銀の利下げ発表後に下げ幅を拡大し、1ドル=1万6320ルピアまで下落した。
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