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訂正-日経平均は反落、円高と米株先物の軟化を嫌気

ロイター / 2020年4月15日 17時12分

 4月15日、東京株式市場で日経平均は反落した。写真は都内で2011年12月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株式市場は上昇、地合いは悪くないものの、東京市場では国内での新型コロナウイルスの感染者数の増加をはじめドル/円の円高基調や米株先物の軟化が嫌気された。

14日の米国株式市場では、ダウは2.39%高、ナスダックは3.95%高、S&P500は3.06%高で取引を終えた。米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長が14日、トランプ大統領が数日中に米経済活動再開に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)指針について重要な発表を行うと明らかにし、都市封鎖措置の緩和に対する期待が出ている。

世界的にマーケットは経済再開を読む動きになりつつあるなど、相場を取り巻く環境が好転してきている。ただ、日本では新型コロナ感染者数はまだ増加傾向で、緊急事態宣言による経済の停滞が懸念されている。

日経平均は前日比49円56銭安で反落スタートした後は1万9500円台でのもみあいとなった。後場では日銀のETF(上場投資信託)買い入れへの期待が下支えとなり下げ幅を縮小、プラス転換する場面がみられた。その後は再びマイナス圏に転落。外為市場でドル/円が107円台前半での円高基調となったことや、米株先物の軟化が嫌気された。

市場では「日経平均は後場一時的にプラス転換したが、買手は日銀が中心」(みずほ証券、シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との声が出ていた。「今晩は米株安との見方が優勢。前日の米国株式市場の動きは楽観的に傾き過ぎているようにみえるため、不安に感じている投資家は多い」(同)という。

TOPIXは続伸(訂正)。東証33業種では空運業、陸運業、食料品などの12業種が値上がり。鉱業、海運業、証券業などの21業種は値下がりした。

個別では、日本航空<9201.T>、ANAホールディングス<9202.T>など空運株はしっかり。市場では「マーケット全体は世界的な経済活動の再開を読む動きとなっており、それを象徴する形で空運株が買われているようだ」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がりが556銘柄に対して、値下がりが1574銘柄、変わらずが39銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19550.09 -88.72

寄り付き    19589.25

安値/高値   19,465.95─19,660.68

TOPIX<.TOPX>

終値       1434.07 +0.56

寄り付き     1430.08

安値/高値    1,424.00─1,439.54

東証出来高(万株) 148903

東証売買代金(億円) 25279.76

*本文6段落目のTOPIXを「反落」から「続伸」に訂正しました。

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