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トヨタ、国内全完成車工場で生産調整 5月の減産規模7.9万台

ロイター / 2020年4月15日 23時58分

4月15日、トヨタ自動車は、5月以降に国内にある全ての完成車工場で順次、生産調整を実施すると発表した。写真は東京モーターショーで2019年10月撮影(2020年 ロイター/Edgar Su)

[東京 15日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は15日、グループも含めた国内の全完成車工場で生産調整を実施すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界的な新車需要の低迷に対応する。5月中に予定していた2日間の稼働を停止。海外向け車両を生産する一部の工場やラインでは別途、非稼働日を設定するほか、1シフトに生産体制を縮小する計画だ。

5月の生産調整によるトヨタ車のみの減産規模は、当初計画の4割減に相当する約7万9000台となる見込み。

トヨタは独自に大型連休期間を5月2日―10日にしており、その前後1日ずつの1日と11日は稼働する予定だったが、国内完成車工場15拠点で1日と11日両日の稼働を取り止める。北米向けなど輸出車を生産している5工場では12日から最長18日まで稼働を停止する。

トヨタ自動車東日本では東富士工場(静岡県裾野市)で5月12日のみ、岩手工場(岩手県金ヶ崎町)では12日と13日の2日間停止する。日野自動車<7205.T>の羽村工場(東京都羽村市)で、トヨタのスポーツ多目的車(SUV)を生産する第1ラインは12日から15日までの4日間、第2・第4ラインは12日の稼働を停止する。

ハイブリッド車「プリウス」などを生産する堤工場(愛知県豊田市)は12日から15日まで4日間、高級車ブランド「レクサス」の車両などを生産する田原工場(愛知県田原市)の第1ラインで12日から18日までの土日を除く5日間それぞれ停止を継続する。

5月から6月にかけては、田原など計3工場4ラインで通常の昼夜2シフト体制から昼間のみの1シフト体制とする。田原のほか、岐阜車体工業(岐阜県各務原市)の第2ライン、日野の羽村工場第1ラインも1シフト化して生産のペースを落とす。

新型コロナの影響で一部の海外部品で調達が滞るため、主力車「カローラ」などを生産する高岡工場(愛知県豊田市)第2ラインなどでも4月20日から22日まで生産を停止する。

同じく海外からの部品調達遅延を受け、ダイハツ工業の国内3工場についても新たに生産を停止するほか、停止期間を延長する。本社工場(大阪府池田市)と京都工場(京都府大山崎町)を5月1日から大型連休を除いて最長12日まで停止。滋賀第2工場(滋賀県竜王町)は当初4月21日までだった停止期間を24日まで延長する。

*内容を追加しました。

(白木真紀)

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