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日経平均は反発、ワクチン開発期待で投資家心理が好転

ロイター / 2020年7月15日 15時37分

 7月15日、東京株式市場で日経平均は反発し、358円高で取引を終えた。写真は2019年1月、東京株式市場で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。寄り付き前に米国で新型コロナワクチンに関する好材料が明らかとなり投資家心理が好転、幅広い銘柄で買いが先行した。ランチタイム中には、日銀が金融政策の現状維持と最新の展望リポートを発表、後場には東京都が新型コロナの感染状況の警戒レベルを最も深刻な水準に引き上げたが、いずれも相場への影響は限定的だった。

新型コロナワクチンを巡っては、米モデルナ が開発中のワクチンについて研究者チームが14日、初期段階の研究で安全性が示され、被験者45人全員に免疫反応がみられたとする報告書を公表した。日経平均は上げ幅を縮小する場面はあったものの、終日高値圏での推移となり、一時前営業日比378円55銭高の2万2965円56銭まで上昇し6月10日以来の高値を付けた。ただ、心理的な節目の2万3000円手前では戻り売りの圧力が強まり、上値の重さが意識された。

新たな材料としては、日銀が全員一致で長期国債以外の資産買い入れ規模を据え置き、後場には東京都が現状の新型コロナの感染状況の警戒レベルを「感染が拡大していると思われる」に引き上げたことが明らかになったが、株価はいずれに対しても反応薄だった。

TOPIXも反発。東証33業種では全業種が値上がり。鉱業、鉄鋼、機械、不動産業、小売業などが値上がり率上位となった。

市場では「きょうは世界経済回復への期待を背景に、機械株をはじめとする景気敏感株やバリュー株が物色された。新型コロナの感染者数は増えているものの、マーケットでは後ろ向きに捉える必要はないと考える投資家は多い。むしろ、追加の経済政策の期待が株式市場を下支えする格好となっている」(みずほ証券の投資情報部部長、倉持靖彦氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1860銘柄に対し、値下がりが260銘柄、変わらずが51銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22945.50 +358.49

寄り付き    22817.91

安値/高値   22800.11─22965.56

TOPIX<.TOPX>

終値       1589.51 +24.36

寄り付き     1579.10

安値/高値    1578.15─1590.62

東証出来高(万株) 124571

東証売買代金(億円) 22092.38

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