トランプ氏、英のファーウェイ排除決定は「自分の手柄」
ロイター / 2020年7月15日 22時39分
トランプ米大統領は、英国のジョンソン首相による中国・華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]製品を第5世代(5G)移動通信システムから排除する決定について、自身が貢献したとの認識を示した。14日撮影(2020年 ロイター/JONATHAN ERNST)
[ロンドン/北京 15日 ロイター] - トランプ米大統領は、英国のジョンソン首相による中国・華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]製品を第5世代(5G)移動通信システムから排除する決定について、自身が貢献したとの認識を示した。
ジョンソン首相は14日、ファーウェイの製品を2027年までに5G移動通信システムから完全に排除すると発表。当初は同社の限定的な参入を容認する姿勢だったが、方針転換した。
トランプ大統領は「ファーウェイ製品には多大な安全保障上のリスクがあるため、われわれは多くの国に採用しないよう説得してきた。その大半は私自身が手掛けた」と強調。「米国との取引を望むのであれば、ファーウェイ製品は使わないよう多くの国に伝えてきた」と語った。
米国は安全保障上の理由でファーウェイ製品を5G通信網から締め出すよう繰り返し要請していた。
英国は、トランプ大統領がファーウェイ排除の全責任を負っているわけではないとの認識を示し、トランプ氏の発言を退けた。ハンコック英保健相は「トランプ氏のことについては、皆分かっているはずだ」と述べた。
中国はトランプ大統領の発言に反発。外務省の華春瑩報道官は「ファーウェイ禁止が国家安全保障とは何ら関連がなく、極めて政治色の強い操作であることが改めて示された」とし、「ファーウェイを排除する英国の決定は英国の利益を阻害する。世界は大きく、英国は比較的小さい国だ」と語った。
この記事に関連するニュース
-
焦点:「トランプ2.0」に備えよ、同盟各国が陰に陽に働きかけ
ロイター / 2024年4月25日 15時33分
-
ニュース裏表 平井文夫 日米で政権交代ならリスク大きいのはどっち 首脳会談で「フミオ」と「ジョー」お互いに腹の中では「次は違う相手かも…」
zakzak by夕刊フジ / 2024年4月18日 6時30分
-
ソロモン諸島で議会選挙、親中政権に審判 ソガバレ首相は「中国式統治システム」を絶賛
産経ニュース / 2024年4月17日 16時26分
-
プーチンを相手に「ヒトラー宥和政策」の失敗を繰り返すのか? 当時よりもひどいトランプ一派
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月11日 21時26分
-
「台湾を中国から守りたいなら、日本がカネを出せ」トランプ大統領再選で想定される現実的なシナリオ
プレジデントオンライン / 2024年4月7日 12時15分
ランキング
-
1「プーチンおやじ」の機嫌を取り、「張り子のクマ」ロシアと抱き合う中国の本音
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月26日 17時4分
-
2元大物映画プロデューサーの有罪判決破棄 告発の女優ら激怒 米国
AFPBB News / 2024年4月26日 16時3分
-
3ガザ休戦案で協議か=エジプト代表団がイスラエル入り
時事通信 / 2024年4月26日 23時11分
-
4「中国が米大統領選干渉」 ブリンケン国務長官
共同通信 / 2024年4月26日 23時32分
-
5「駐日米大使の醜聞もみ消し」 トランプ氏の公判で証言
共同通信 / 2024年4月26日 15時58分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください