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米、コロナ制御に失敗 経済の不確実性高い=連銀総裁

ロイター / 2020年7月16日 2時17分

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は15日、米国は新型コロナウイルス感染拡大の制御に失敗したとの認識を示し、経済がコロナ禍で受ける影響を巡る不確実性は極めて高いと述べた。ワシントンのFRB本部で昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[15日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は15日、米国は新型コロナウイルス感染拡大の制御に失敗したとの認識を示し、経済がコロナ禍で受ける影響を巡る不確実性は極めて高いと述べた。

ハーカー総裁はオンラインセミナーで、米国の実質経済成長率が上半期はマイナス20%、下半期はプラス13%になると予想され、通年では約6%のマイナス成長になるとみられていると指摘。「金融危機時よりも深刻なリセッション(景気後退)になる」と述べた。

米経済の回復過程は長く緩慢になるとし、回復の形は「U字型」ではなく、ナイキのロゴマーク「スウッシュ」のような形になるとの見方を示した。

その上で、景気支援に向け政策当局者ができることには限りがあるものの、連邦準備理事会(FRB)はゼロ金利政策の維持と債券買い入れ策を通して市場機能を支援すると語った。

このほか、官民パートナーシップによる職業訓練プログラムが低賃金労働者やマイノリティー(少数派)に属する人たちの回復過程参画の一助になる可能性があると指摘。「経済成長を力強いだけでなく、排他的でないものにする必要がある。新型ウイルス感染拡大前は米経済は極めて力強かったが、あまりにも多くの非白人が繁栄を享受できていなかったと指摘したい」と述べた。

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