ポーランドなど東欧3カ国首脳、ウクライナ首都を訪問
ロイター / 2022年3月16日 8時34分
3月15日、ポーランド、チェコ、スロベニアの東欧3カ国の首脳は15日、ウクライナの首都キエフを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。写真はゼレンスキー氏と会談するチェコのフィアラ首相。ウクライナ大統領府提供(2022年 ロイター)
[リビウ/キエフ 15日 ロイター] - ポーランド、チェコ、スロベニアの東欧3カ国の首脳は15日、ウクライナの首都キエフを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、外国の首脳がキエフを訪れるのは初めて。3首脳は列車で現地入りした。
ゼレンスキー大統領はオンラインへの投稿で「ウクライナにとり困難な時期に、(3カ国の首脳の)キエフ訪問は明確な支持の兆候だ。感謝している」と述べた。
ポーランドのモラウィエツキ首相はツイッターへの投稿で「戦争で荒廃したキエフで歴史が作られ、専制政治の世界に対する自由への戦いが行われている。この地にわれわれの未来がかかっている」と述べた。キエフ到着前には、訪問の目的について「われわれのためではない。専制政治のない世界に生きる価値のあるわれわれの子どもたちの未来のためだ」と言明した。
ウクライナのシュミハリ首相によると、首脳らはウクライナへの支援や対ロシア追加制裁などについて協議する。
チェコのフィアラ首相はキエフ訪問について、欧州連合(EU)のミシェル大統領やフォンデアライエン欧州委員長との協議を受け決定されたと述べた。キエフに向かう前、フィアラ首相は「ウクライナの主権と独立に対するEU全体の明確な支持を確認する」と述べていた。
ただ、EU当局者は、今回の訪問が有効なイニシアチブとしつつも、EUが課した「公式な任務」ではないとした。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領は15日行ったビデオ演説で、北大西洋条約機構(NATO)に加盟するという長期目標に至らないものの、安全保障の枠組みを受け入れる用意があると表明し、NATO加盟に反対するロシアへの譲歩をほのめかした。
*写真を追加しました。
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