ウクライナ製鉄所で白リン弾使用か、投降動画に専門家指摘
ロイター / 2022年5月16日 7時38分
ロシア軍が包囲し、ウクライナ側が抵抗を続ける南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で、白い光を放つ火の球のようなものが落ちて来る様子を捉えた映像がオンラインに掲載されたことについて、英国の軍事専門家は、焼夷(しょうい)弾か白リン弾の可能性があると指摘した。画像は15日に提供された映像の静止画像(2022年 ロイター/Handout via REUTERS)
[ロンドン 15日 ロイター] - ロシア軍が包囲し、ウクライナ側が抵抗を続ける南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で、白い光を放つ火の球のようなものが落ちて来る様子を捉えた映像がオンラインに掲載されたことについて、英国の軍事専門家は、焼夷(しょうい)弾か白リン弾の可能性があると指摘した。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は取り残された軍部隊の救出について「繊細」な交渉が進められていると述べた。
立てこもっているウクライナの将校は、600人の兵士が取り残されており、そのうち40人が重傷を負っていると明らかにした。民間人はすでに避難した。
製鉄所での兵器使用の動画は15日に東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国」のアレクサンドル・ホダコフスキー司令官が通信アプリ「テレグラム」に投稿。
ロシア、ウクライナのどちらの軍が発射したかは不明。
英国の化学・生物・放射線・核(CBRN)合同連隊の元幹部、ハミッシュ・スティーブン・デ・ブレトンゴードン氏はロイターに、動画の兵器は白リン弾に酷似していると指摘。ただ、サンプルがなくては確認できないと述べた。
白リン弾は国際条約で禁止されている化学兵器ではないが、人権団体は重度熱傷を引き起こすとしてリン弾の禁止を訴えている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ロシア、短・中距離核ミサイルの生産再開へ プーチン氏が表明 米国への対抗と主張
産経ニュース / 2024年6月29日 20時30分
-
2焦点:少年院でギャングが勧誘、スウェーデンで増える銃犯罪
ロイター / 2024年6月30日 7時54分
-
3精彩欠いたバイデン氏、NYタイムズが「強力な人物必要」と撤退促す…トランプ氏「年齢ではなく能力の問題」
読売新聞 / 2024年6月29日 18時13分
-
4北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会が金正恩総書記の生母・高容姫氏の記録映画や映像の破棄を命令 日本生まれの出自を懸念か
NEWSポストセブン / 2024年6月30日 7時15分
-
5蘇州の邦人切り付け、無差別か 中国人男、社会に不満も
共同通信 / 2024年6月30日 16時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)