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トランプ氏の免責主張、最高裁は却下か迅速審理を 特別検察官が要請

ロイター / 2024年2月15日 14時32分

2020年米大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ前大統領(写真左)を起訴したスミス特別検察官(同右)は14日、免責特権を主張して裁判をさらに遅らせようとするトランプ氏の試みを拒否するよう最高裁判所に求めた。資料写真(2024年 ロイター/Tasos Katopodis, Kevin Wurm)

Andrew Chung John Kruzel

[ワシントン 14日 ロイター] - 2020年米大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ前大統領を起訴したスミス特別検察官は14日、免責特権を主張して裁判をさらに遅らせようとするトランプ氏の試みを拒否するよう最高裁判所に求めた。

本件のように元大統領が同職にとどまるために選挙手続きの妨害を企てた罪で起訴された場合、迅速な裁判が最大の公共の利益になると主張した。

ワシントン連邦高裁の判事3人で構成する小法廷は6日、トランプ氏に免責特権は認められないとの判断を示し、同氏の弁護士は12日、この判決を保留するよう最高裁に要請した。

スミス氏は最高裁に対し、トランプ氏の要請を直ちに却下しない場合は迅速審理を行うよう求めた。

トランプ氏の弁護士は高裁の全判事による再審理、もしくは必要なら最高裁への上訴の結果が判明するまで裁判手続きを停止するよう求めた。スミス氏はそうした要請を認めれば、裁判を不必要に先延ばしにするだけだと述べた。

3月4日に予定されていたトランプ氏の初公判は既に延期され、新たな日程は決まっていない。

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