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ヒズボラ、イスラエル北部にロケット弾 前日の攻撃への「予備対応」

ロイター / 2024年2月16日 6時49分

レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは15日、レバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃で子ども5人を含む10人の民間人が死亡したことを受け、イスラエルは「代償を払う」ことになると語った。 2023年11月撮影(2024年 ロイター/Mohamed Azakir)

[ベイルート 15日 ロイター] - レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、イスラエル軍のレバノン南部に対する攻撃で14日に子ども5人を含む10人が死亡したことに対する「予備的な対応」として、15日にイスラエル北部のキリヤット・シュモナに向け数十発のロケット弾を発射したと明らかにした。

イスラエル北部ではサイレンが鳴り響き、イスラエル警察などによると、国境沿いのキリヤット・シュモナに数発のロケット弾が着弾し、被害が出た。

イスラエルもこの日、レバノン南部のヒズボラの標的を攻撃したと表明した。ヒズボラは戦闘員5人が新たに死亡したとしている。

これに先立ちヒズボラ幹部は、前日のレバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃を受け、イスラエルは「代償を払う」ことになると述べていた。 

イスラエル軍は、レバノン南部ナバティエに対する「正確な空爆」でヒズボラの精鋭「ラドワン部隊」の司令官らを殺害したと表明。ヒズボラはラドワン部隊の司令官を含む3人が死亡したと確認した。

レバノンの情報筋によると、ナバティエの集合住宅に対する攻撃で民間人7人が死亡。7人は親族で、このうち3人は子どもだった。このほか、国境沿いのアル・サワナ地区への攻撃で女性1人と子ども2人が死亡した。

在ベイルートのカーネギー中東センターのモハナド・ハゲ・アリ氏は、イスラエルが交戦規定の「限界を試している」ように見える一方で、ヒズボラは「可能な限り事態を収束させる」意思を示しているとの見方を示した。

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