原油先物は利食い売りで小幅安、週間で上昇見通し 在庫減など支援
ロイター / 2024年3月15日 10時42分
Arathy Somasekhar
[15日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に下落。最近の上昇を受けて利食い売りが出た。ただ、米原油・燃料在庫の減少、ロシア製油所へのドローン(無人機)攻撃、エネルギー需要見通し改善などに支援され、週間では約4%上昇している。
北海ブレント先物5月限は0.41ドル(0.5%)安の1バレル=85.01ドル。前日に昨年11月以来初めて85ドルを上回った。米WTI原油先物4月限は0.32ドル(0.4%)安の80.94ドル。
国際エネルギー機関(IEA)は14日、今年の石油需要見通しを引き上げた。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での攻撃で貨物の海上輸送に影響が出ていることが背景。
また、ウクライナは13日、ロシア各地をドローンで攻撃。石油大手ロスネフチの最大の製油所で火災が発生した。
米エネルギー情報局(EIA)が13日公表した週間石油在庫統計によると、製油所の処理量増加を背景に原油在庫が予想外に減少。ガソリン在庫も需要が増加する中、減少した。
また、ウクライナが2日目にロシアの製油所を無人機で攻撃し、ロスネフチ最大の製油所で火災が発生するなど、ここ数カ月でロシアのエネルギー部門に対する最も深刻な攻撃のひとつとなっている。
エネルギー情報局(米エネルギー情報局)が水曜日に発表したところによると、米国の原油在庫は先週、製油所が処理を強化したことで予想外に減少した。
需要面では、ロイターの調査によると、中国の中央銀行は金曜日に満期を迎える中期貸付金をロールオーバーする際、主要政策金利を据え置く見通し。
金利の低下は消費者の借入コストを下げ、経済成長と石油需要を押し上げる可能性がある。
米国では、木曜日に発表された他のデータが先月の生産者物価の予想を上回る上昇を示したため、経済活動鈍化の兆候がいくつか見られたが、連邦準備理事会(FRB)(FRB)が6月までに利下げに踏み切る可能性は低い。
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