米インテル、イタリアへの投資計画を延期＝伊企業相

　イタリアのウルソ企業相は１４日、米半導体大手インテルがイタリアへの投資計画を延期したと明らかにした。高度なパッケージングと半導体組立工場の建設計画は２０２２年３月に最初に話し合われたが、最終決定されなかった。写真は昨年３月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic/Illustration）

[ローマ １４日 ロイター] - イタリアのウルソ企業相は１４日、米半導体大手インテルがイタリアへの投資計画を延期したと明らかにした。高度なパッケージングと半導体組立工場の建設計画は２０２２年３月に最初に話し合われたが、最終決定されなかった。

ウルソ企業相によると、インテルは「フランスとイタリアへの投資を諦めたか、延期した」という。ウルソ氏は、インテルが方針を変え、欧州への投資計画を実現させるのであれば、引き続き歓迎すると表明した。

インテルの広報担当者はコメントを控えた

ウルソ氏は、シンガポールを拠点とするシリコン・ボックスに関連して３５億ドルの合意が今週発表されたことを受け、イタリアの半導体部門への外国からの投資が「今後数カ月以内」に増えると予想。作業部会が過去数カ月、台湾企業と協議していると語った。