ハマス、ガザ停戦案を調停国に提示 まず人質と囚人を交換

　３月１５日　イスラム組織ハマスは、ガザ停戦案を調停国に提示した。写真は１４日、ハンユニスで撮影（２０２４年　ロイター／Bassam Masoud ）

Samia Nakhoul

[ドバイ １５日 ロイター] - イスラム組織ハマスは、ガザ停戦案を調停国に提示した。第１段階としてパレスチナ人の囚人７００─１０００人の釈放と引き換えに、イスラエル人の女性、子ども、高齢者、病人の人質を解放するとしている。

ロイターが停戦案を入手した。終身刑でイスラエルで収監されているパレスチナ人の囚人１００人とイスラエルの「女性新兵」の解放も含まれている。

人質と囚人の最初の交換が行われた後、恒久的な停戦の日程で合意するとしている。    

イスラエルのガザからの撤退期限は第１段階の実施後に合意する。

第２段階では双方の全ての拘束者を解放するという。 

イスラエル首相府は１４日、ハマスが調停国に提示した新たな停戦案は依然として非現実的な要求に基づいていると発表。同案は１５日に戦時内閣と安全保障内閣に共有されるとした。