イラン軍トップ、イスラエルの報復けん制 「作戦終了」と表明

４月１４日、イランは、イスラエルに対し前日実施した攻撃に同国が報復すれば、さらに大規模な攻撃に踏み切ると警告した。写真はイランの国旗。ウィーンで２０２３年６月撮影（２０２４年　ロイター／Leonhard Foeger）

[ドバイ １４日 ロイター] - イランは１４日、イスラエルに対し前日実施した攻撃に同国が報復すれば、さらに大規模な攻撃に踏み切ると警告した。また、イランに対するイスラエルの軍事行動を米国が支援すれば、米軍基地が標的になるとけん制した。

イランのバゲリ軍参謀総長は国営テレビで「イスラエルがイランに報復すれば、われわれの対応ははるかに大規模なものになる」と述べた。

また、スイスを通じて米国に対し、イスラエルによる報復をいかなる形でも支援すれば、中東地域の米軍基地が攻撃の標的になると警告したことを明らかにした。

その上で「われわれの作戦は終了した。継続するつもりはない」と述べた。イスラエルの軍事基地２か所の攻撃に成功したとも主張した。

イラン革命防衛隊のサラミ総司令官も国営テレビで、イスラエルがイランの資産や当局者、市民などを攻撃すればイラン領土から報復すると述べた。