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イランの報復攻撃、ガザのパレスチナ人から喝采 冷静な声も

ロイター / 2024年4月15日 13時52分

イランによるイスラエルへの報復攻撃を受け、パレスチナ自治区ガザでは14日、多くのパレスチナ人から喝采の声が上がった。写真は4月14日、ガザ中部で撮影(2024年 ロイター/Ramadan Abed)

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 14日 ロイター] - イランによるイスラエルへの報復攻撃を受け、パレスチナ自治区ガザでは14日、多くのパレスチナ人から喝采の声が上がった。

ニックネームの使用を希望したアブ・アブダラさん(32)は「われわれの地域に着弾しなかったロケット弾を初めて見た。ロケット弾は占領下のパレスチナ(イスラエル)に向かっていた」と話した。

その上で「イランや他の国が参戦すれば、ガザを巡る解決策はこれまで以上に近づくかもしれない。米国は問題の根を絶つためにガザを解決する必要があるだろう」と語った。

ガザからの映像によると、イランのロケット弾とイスラエルの迎撃によって空が照らされる中、多くの住民が口笛を吹き、「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び喜んでいた。

ガザ市に住む7児の父、マジェド・アブ・ハムザさん(52)は「彼ら(イラン)のイデオロギーを共有しているかどうかにかかわらず、世界中がイスラエルのために行動しているときに、あえてイスラエルを攻撃した者は誰であれ、パレスチナ人の目には英雄に映る」と説明。「私たちは半年以上も虐殺され続けているのに、誰も何もしようとしなかった。大使館を攻撃されたイランがイスラエルに反撃している。心に染み入る喜びだ」と述べた。

<「メンツを守るための芝居」>

ただ、全ての人が喜んでいるわけではない。一部のパレスチナ人はイランが自国の尊厳を保とうとするだけの攻撃だったと指摘する。

イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区に住むムニール・アルガグーブさんは自身のフェイスブックに「メンツを守るための芝居が幕引きだ。その代償を血と肉で払うのはパレスチナ人だけだ」と書き込んだ。

ソーシャルメディア上では、イランのドローン(無人機)がイスラエルに到達するのに数時間かかり、これによってイスラエルは無人機を撃墜する十分な時間を得たと指摘。被害を出さないために米国と合意済みの攻撃だったとの見方も出回っている。

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