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新型コロナ感染追跡アプリは個人情報保護を、欧州委が提言

ロイター / 2020年4月17日 8時31分

 4月16日、欧州委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援するアプリについて、欧州での利用に関する提言を示し、ユーザーの位置情報を収集するべきではないとした。写真は3Dプリンターで作った新型コロナウイルスのモデルと、グーグルとアップルのロゴ。4月12日撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州委員会は16日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援するアプリについて、欧州での利用に関する提言を示し、ユーザーの位置情報を収集するべきではないとした。

感染拡大の防止には感染者との濃厚接触者を特定し、隔離することが重要だが、個人情報の保護が課題となっている。

法律事務所リンクレーターズの分析によると、これまでに欧州11カ国を含む世界28カ国が、感染者との接触を追跡するアプリを導入しているほか、11カ国がGPSやブルートゥースを利用したアプリを開発中だ。

欧州委員会は、アプリの利用は任意とすべきだとし、セキュリティーと個人情報に関するリスクに言及。「感染追跡アプリの目的は個人の行動を追跡することではないため、位置情報は必要ではなく、推奨されるものでもない」とした。

米国自由人権協会(ACLU)は、感染追跡アプリでは個人の行動を追跡するよりも、携帯端末間で交わされるブルートゥースのシグナルを利用するべきだとしている。

アップル とアルファベット 傘下グーグルは先週、ブルートゥースを活用した感染追跡アプリを共同開発すると発表した。

両社の感染追跡技術は位置情報に依存しないが、一般的に両社はアプリ開発者がユーザーの許可を得た上で位置情報を収集することを認めている。

両社はロイターに対し、両社の技術を採用する感染追跡アプリに位置情報の収集を認めるかどうかに関する方針を策定中だとした。

欧州委は、公衆衛生当局が今月末までに感染追跡アプリの効果を検証し、欧州連合(EU)諸国が5月にフィードバックを共有する見込みだとし、6月に進捗状況に関する報告を公表するとした。

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