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中国テンセント、動画配信「愛奇芸」筆頭株主の座目指す=関係筋

ロイター / 2020年6月16日 19時14分

 関係筋によると、中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が、動画配信サービスを手掛ける競合社「愛奇芸(iQIYI)」の筆頭株主の座を目指している。写真は愛奇芸のロゴ。ニューヨークで2018年3月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[北京/香港 16日 ロイター] - 中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>が、動画配信サービスを手掛ける競合社「愛奇芸(iQIYI)」 の筆頭株主の座を目指していることが分かった。事情に詳しい関係筋2人が明らかにした。

新型コロナウイルス流行に伴う「ステイホーム」政策で動画配信セクターが活況となる中、コスト削減を図るほか、競争激化に対応する。

関係筋の1人によると、テンセントは愛奇芸の56.2%を保有する中国検索サイト大手の百度(バイドゥ) に株式買い取りを打診した。

同筋は「提携によりコンテンツ制作・購入で交渉力が強まるほか、マーケティング費用も減らせる」と述べた。テンセントの計画は初期段階にあり、変更の可能性もあるという。

ナスダックに上場する愛奇芸は中国のネットフリックス とみなされており、時価総額は140億ドル。

テンセント、愛奇芸、百度はいずれもコメントを避けた。

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