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米上院、ハーランド内務長官を承認 初の先住民系閣僚

ロイター / 2021年3月16日 9時26分

3月15日、 米上院は内務長官にデブラ・ハーランド下院議員(写真)を起用する人事案を承認した。ワシントンで2月代表撮影(2021年 ロイター)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米上院は15日、内務長官にデブラ・ハーランド下院議員(民主、ニューメキシコ州)を起用する人事案を承認した。先住民系として初の閣僚となる。今後、バイデン米大統領が推進する気候変動対策で中心的な役割を担う。

人事案は51対40で承認された。リンゼー・グラム議員など数名の共和党議員が賛成に回った。

ここ数週間、先住民や環境保護団体が人事案承認を求めて活動を続けていた。一方、共和党からは、同氏の石油業界に対する考え方に反対する声も出ていた。

先月行われた承認公聴会では、同氏がパイプライン建設抗議活動に関与したことや、再生可能エネルギーへの投資計画「グリーン・ニューディール」への支持、バイデン政権の新規掘削認可の中断などに関して共和党議員から質問が相次いだ。

民主党上院トップのシューマー院内総務は、ハーランド氏の就任で内務省と先住民コミュニティーの関係が修復されるとの期待を示した。

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