みずほのシステム障害、信頼損なう大きな話で「大変遺憾」＝麻生金融相

麻生太郎財務相兼金融担当相は１６日、みずほ銀行の度重なるシステムトラブルについて「２週間の間に４回起きるというのは信頼を損なう大きな話で大変、遺憾」との認識を示した。写真は同行ATM、都内で２０１７年９月撮影、資料写真（２０２１年　ロイター／Toru Hanai）

［東京　１６日　ロイター］ - 麻生太郎財務相兼金融担当相は１６日、みずほ銀行の度重なるシステムトラブルについて「２週間の間に４回起きるというのは信頼を損なう大きな話で大変、遺憾」との認識を示した。同日午前の閣議後会見で記者団に語った。

麻生金融相はトラブルの内容が「全部異なっている」ことも問題視し、「顧客への丁寧な対応と同時に真相究明をやってもらい、再発防止を図ることが重要」と強調した。併せて「集中的にフォローアップしてもらわなければいけない」との考えも述べた。

一方、生活困窮者への給付に関し麻生氏は「低所得の子育て世帯に対して生活支援行う観点から支給する」と意義を語った。無利子で生活費を貸し付ける「緊急小口資金」の特例制度を４月以降も延長し、申請期限を６月末とすることも明らかにした。

(山口貴也)