英首相、4月下旬にインド訪問 通商協議進展を期待

　３月１５日　英首相府はジョンソン首相（写真）が４月下旬にインドを訪問すると発表した。欧州連合（ＥＵ）離脱後初めてとなる外遊でインドとの通商協議進展を目指す。写真は３月１０日、ロンドンで撮影（２０２１年　米議会提供）

［ロンドン　１５日　ロイター］ - 英首相府は１５日、ジョンソン首相が４月下旬にインドを訪問すると発表した。欧州連合（ＥＵ）離脱後初めてとなる外遊でインドとの通商協議進展を目指す。

インド訪問は当初１月に予定されていたが、国内で新型コロナウイルス感染者が急増したことから延期を余儀なくされた。

首相府は、英国で６月に開かれる先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）前にジョンソン氏のインド訪問を再調整すると説明していた。インドのモディ首相はＧ７サミットに合わせて英国訪問が予定されている。

ジョンソン政権は、インド太平洋地域の地政学的な重要性が高まっているため、向こう数年の総合的な政策見直しの一環としてこの地域に一段と焦点を当てる方針を示している。

先月には、オーストラリアや日本など１１カ国が加盟する「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（ＣＰＴＰＰ）」への参加を正式に申請した。