サル痘、性行為介した感染の可能性を検証=WHO
ロイター / 2022年6月16日 11時54分
世界保健機関(WHO)の欧州サル痘問題対応の幹部、キャサリン・スモールウッド氏は6月15日、サル痘のウイルスが患者の精液から見つかったとの報告について、WHOが検証を進めており、性行為による感染の可能性を探っていると述べた。マドリードの病院で1日撮影(2022年 ロイター/Susana Vera)
[ロンドン 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の欧州サル痘問題対応の幹部、キャサリン・スモールウッド氏は15日、サル痘のウイルスが患者の精液から見つかったとの報告について、WHOが検証を進めており、性行為による感染の可能性を探っていると述べた。
現在、欧州を中心に多発しているサル痘は多くが、密接な接触があった性的パートナー間で発生しており、WHOはウイルスが主に密接な対人接触を介して感染している点を改めて強調した。
この数日、科学者から、イタリアとドイツの一部のサル痘患者の精液からウイルスのDNAが検出されたとの報告が出ている。この中には、患者1人の精液から見つかったウイルスが他の人に感染し、複製可能であることを示す、研究所で検査したサンプルが含まれている。
スモールウッド氏は記者会見で、最近の報告がサル痘ウイルスの性行為での感染の可能性を意味しているかどうかは不明だと指摘した。
サル痘はウイルス感染症で、5月上旬以来、約30カ国で1300件以上の症例が報告されており、そのほとんどを男性と性交渉を持つ男性が占めている。
*動画を付けて再送します。
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