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米5月住宅着工・建設許可件数とも急減、金利上昇で市場冷え込み

ロイター / 2022年6月17日 1時13分

米商務省が16日に発表した5月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.4%減の154万9000戸と、2021年4月以来の低水準に落ち込んだ。2011年9月撮影(2022年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日に発表した5月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.4%減の154万9000戸と、2021年4月以来の低水準に落ち込んだ。

住宅建設許可件数も前月比7.0%減の169万5000戸と急減。住宅ローン金利の急上昇で初めて住宅を購入する層の手が届きにくくなり、住宅市場の冷え込みが進んでいることを示している。

4月の着工件数は172万4000戸から181万戸に上方修正された。

ロイターがまとめた5月のエコノミスト予想は、着工件数が170万1000戸、建設許可件数は178万5000戸だった。

一戸建て住宅の着工件数は9.2%減の105万1000戸に急減。地域別では北東部で増加したが、中西部、南部、西部では減少した。5戸以上の集合住宅の着工件数は26.8%と大幅に減少し、46万9000戸となった。

一戸建て住宅の建築許可件数は5.5%減の104万8000戸、集合住宅の許可件数は10.0%減の59万2000戸だった。

未着工の物件は0.7%増の28万3000戸。一戸建て住宅の受注残は15万2000戸と横ばいだった。

全米住宅建設業者協会(NAHB)が15日に発表した6月のNAHB/ウェルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は6カ月連続低下し、2020年6月以来の低水準となった。潜在的な住宅購入者の見方を示す指数は48と5月の53(改定後)から低下した。50を割り込むのは20年6月以来となる。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ライアン・スウィート氏は「住宅市場は過熱しており、持続可能ではない」とし、「住宅ローン金利が6%台にあれば、市場は冷やされる。これは必ずしも悪いことではない」と述べた。

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